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音声のテキスト変換でよくある質問集
音声ファイルをテキストに変換してくれる業者について、よく寄せられる質問と回答を集めました。
音声をテキストに変換するテープ起こしに関するQ&A
Q1.自分で音声からテキストへ変換した場合、どれくらいかかるのでしょうか?
特別な研修を受けていない人が音声のテキスト変換作業をした場合、録音時間の5~10倍の作業時間が必要になると言われています。テープ起こしのプロに依頼した場合、スピードやクオリティを担保できるうえ、文字起こしにかける時間を他の作業にあてられるので、格段に作業効率があがるでしょう。
Q2.市販されているパソコンの音声認識ソフトは使えるのでしょうか?
技術の進歩により録音した音声データを自動でテキストに変換してくれるフリーソフトも存在します。ただし、音声認識の精度や文章の構造まではまだまだ課題の多いのが現状です。
音声をパソコンに認識させて自動的に文章化する技術も進歩はしていますが、ソフトの機能を最大限に発揮するためには、音質が良いものに限られる他、幾つかの条件があります。最終的には依頼されたレベルの確認も含めて、人によるチェックに頼ることになります。
つまり、パソコンだけで音声をテキスト化するのは、現段階では実用に耐えていないと言えるでしょう。テープ起こしの会社では、基本的に全て人手による聞き取りと入力作業を行っています。
Q3.「反訳」とはどういう意味ですか?
反訳(はんやく)とは、速記文字を普通の文章に戻すこと。最近では、速記自体の需要が減り、テープによる録音が増えました。テキスト作成やデータ化の需要が高まってきたこともあって、テープ起こしと近い意味で使用されることも多くなったのです。
Q4.テープ起こしは速記とは違うのですか?
テープ起こしは音声をICレコーダー等に録音し、終了後にその音声を聞きながら、通常の日本語に書き起こししていくものです。
それに対して速記は、速記文字という特殊な文字を使い、速記者がその場で音声を書き取り、その後通常の日本語に変換して原稿を作成していくもの。
速記には、その場で記録してすぐ原稿ができるというイメージを持たれるようですが、実際には速記文字を普通の日本語に戻すのに時間がかかり、原稿作成の所要時間はテープ起こしと殆ど変りありません。
Q5.発言者に方言やなまりがあるのですが、それでも起こせますか?
基本的には問題ありません。方言や外国語の音声をテキスト化する会社も多数あり、会社によっては全国に外部スタッフがいます。その地域の言葉に詳しいスタッフがいるか、対応可能かどうかを問い合わせてみましょう。
Q6.納期の日数に幅があるのはなぜ?
同じ時間数の音声であっても、録音状態の良し悪しや発言者の人数によっても作業時間が変わってきます。
そのため、ある程度の幅を持たせており、最終的には音声ファイルを確認後、見積と納期を算出する場合が多いようです。納期と料金から依頼するテープ起こし会社を選定しましょう。
Q7.外国語と通訳している日本語が混在しているとき、日本語のみを起こすことはできますか?
日本語部分のみを起こすことが可能です。但し、日本語部分の金額については、各社に相談した方が良いでしょう。概ね録音時間の3分の2とか、5分の3というような金額となると思います。また、外国語の翻訳に対応したテープ起こし会社では、文字に起こす言語を選択できる場合もあります。
Q8.最終的に音声をテキストに変換するメリットは何ですか?
音声データをテキスト化するメリットは、個人や状況によって考え方も違いますが、概ね以下のように思います。
- データ化することで、印刷・複写・保存・送付が可能となり便利です。
- 音声データの雑音や無音部分がカットされ、内容を確認する作業の効率が高まります。
- 流し読み等、聞くよりも短時間で読解可能となります。
- テキストデータがあれば、レポートや論文や広報、それにブログにも反映させることができます。
- 音声データはメディアやハードディスクの容量を大きく消費してしまいますが、テキストデータの容量は圧倒的に小さくなります。つまり、コンピュータの負荷が少なくなり、データの受け渡しも短時間で完了できます。
Q9.音声ファイルや個人情報の機密は守られているでしょうか?
入力する各種フォームはSSLで暗号化して通信をしていることが多いです。各会社の機密保持や個人情報保護方針で確認すると安心です。また、セキュリティ強化・プライバシーマークを取得しているテープ起こし会社もあるので、重要なデータの取り扱いにこだわる人や流出を懸念する人は、依頼する際に各社の情報管理にも目を向けてみましょう。
Q10.外国語の文字起こしはしていただけるでしょうか?
各会社によって、それぞれ扱っている言語は異なります。日本語のみというところもあるので、外国語の文字起こしを希望する場合は対応可能な会社に相談する必要があります。
Q11.原稿の修正はお願いすることができますか?
基本的に納品を終えてからの修正作業はできないことが多いですが、作業ミスによって起こる修正作業は対応してくれる会社がほとんどです。特定商取引法に基づく表示で、不良品の取り扱い条件を確認しましょう。
Q12.音質が悪い場合でも文字起こしは可能ですか?
ものによって可能・不可能がありますが、まずは問い合わせをしてみて確認することをおすすめします。
まずは音声ファイルを確認してから、可能・不可能を判断します。あまりに音声が悪くて聞き取りが不可能であれば文字起こしは難しいですが、各会社でどの程度で仕上げることができるかなど、相談してからの引き受けとなります。
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※2018年1月時点の調査情報を元にしています。