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テープ起こしを発注する際の注意点

テープ起こしを発注する際には、発注側が配慮すべき注意点もあります。
質の高い原稿をスムーズに納品してもらうためのコツをまとめました。

資料となるものは全て渡す

音声ファイルだけではなく、音声にともなう資料はすべて渡しましょう。

テープ起こしをする側の最大の悩みは、「聞き取れない言葉がある」ということ。
その道の専門家であれば文脈で推測がつくかも知れませんが、さまざまなジャンルを担当するテープライターには、推測が難しい場合もあります。

音声を録音したときのパワーポイントなどの資料などが手元にあれば、テープ起こしもスムーズかつ正確に進む可能性が高くなります。

どの形態で発注するのかを確認しきちんと伝える

音声データをどのように文字起こししてほしいのか、具体的に伝えておきましょう。

たとえば、話者の話す雰囲気や特徴を残したいのであれば、話されている内容を全て起こす「素起こし」が良いでしょう。
あるいは、話者が言わんとしていることを端的に知りたいのであれば、口癖や相槌などを取り除いて起こす「ケバ取り」が良いでしょう。

また、ケバ取りや整文とは言っても、どの程度まで話者の言葉を割愛して良いのか、またどの程度まで文章を整えれば良いのかなど、
発注者側と受注者側との間に認識のズレがあってはなりません。

そのため、一部の音声データをサンプルとして一度納品してもらうなどすれば、互いに余分な労力や時間を割くリスクも減るでしょう。

[番外編]きれいに録音するコツ

上手な録音が出来ると、より精度の高い原稿が出来上がります。録音状態が悪いと、納期が延びたり追加料金がかかってしまう
ことがあるので、録音時に工夫する必要があります。

よく使われる録音機材

いまでは録音機材がデジタル化し、ICレコーダーだけではなくパソコンや携帯電話でも録音が可能です。
しかしその中でも綺麗な音声を残すなら、ステレオで録音できるICレコーダーがおすすめです。これは複数人の発話を録音したときに、
しゃべっている位置が判別の手がかりになることがあるからです。

内容別の録音のコツ

収録場所を選べるようでしたら、なるべく発話者の声だけを拾える環境で録るようにしましょう。雑音が多く、マイクもない環境なら
ICレコーダーが発話者の声を最も拾いやすい場所に設置しましょう。

<会議>

・発話者になるべく近い位置で録音するようにしましょう。

・録音機器を机に直接置いてしまうと、パソコンのタイプ音や椅子が机に当たるノイズ、机から伝わる振動等で明瞭な録音が
できなくなります。 スタンドを使うと机との設置面が少なくなり、机から伝わる振動音のノイズを減らすのに効果的です。
(※ハンカチを下に敷くなども有効です)

・会議室が広い場合、ICレコーダーに別途取り付ける外部マイクを使用すると、広い会場でも鮮明な録音ができます。

・会場の音響機材のラインアウトをICレコーダーのラインインに繋げることで、発話者の声だけを録音できます。

<インタビュー>

・マイクの向きを、インタビューされる人に向けて録音します。

・可動式マイクの場合は、同一の方向へ設定してください。

<電話の通話録音>

・電話に内蔵された機能か、別売りの電話録音用マイクを使うと自分と相手の声を録音することができます。
(※携帯電話でしたら通話録音アプリもあるようです)

さらにテープ起こしの精度を上げるために

よく出てくる専門用語などのメモは、精度を上げる材料となります。たとえば、発言者の表記名や性別、インターネットで公開されている
シンポジウムやイベントなら参考URLなどを音声データに添付するとよいでしょう。