テープ起こしの仕事内容とは
パソコン1台あれば在宅で仕事ができると人気のテープ起こし。ここでは、テープ起こしの詳しい仕事内容についてご紹介します。
テープ起こしとはどんな仕事?
テープ起こしとは、ICレコーダーなどで録音された音声を聞きながら、それを文字に起こす仕事のこと。文字に起こすというと手書きのイメージがありますが、今はパソコンで文字を打ち込むのが主流です。
会議やインタビューなどの音声を文字に起こすことがメインの仕事。文字に起こしたうえでライターが記事に仕上げていきます。最近では音声だけではなく、映像を見ながら文字起こしをする仕事も。時代とともにテープ起こしの仕事の仕方も多様化しているようです。
文字の起こし方の種類
テープ起こしには、「素起こし」「ケバ取り」「整文」など、数種類の文字の起こし方があります。それぞれ具体的に見てみましょう。
- 素起こし
- ケバ取り
- 整文
話者の言葉を一言一句、正確に文字に起こすこと。口癖や相槌、「えー」、「あのー」などといった、文脈上は不要と思われる言葉もすべて文字にします。
話者の口癖や、重要ではない言葉を省いて、必要な音声情報だけを文字に起こすこと。文脈上不要であれば相槌なども取り除かれます。
不要な語句などを省くだけでなく、場合によっては文章を整えたりしつつ文字に起こすこと。ケバ取りより、さらに文章が加工されます。
これらのうち、どのスタイルで文字を起こすかは依頼者の判断になります。あくまでも依頼者からの発注あっての仕事なので、こちらで勝手にスタイルを決めることはご法度です。
テープ起こしに必要なパソコンスキル
テープ起こしの仕事には、音声を文字に起こすスキルだけではなく、パソコンのスキルもある程度必要です。最近はカセットテープを受け取って仕事をするのではなく、メールで送られてくる音声データをもとに仕事を行うスタイルが主流です。当然ながらデータの送受信や再生など、最低限のパソコンスキルの習得は不可欠です。
また、パソコンに文字を打ち込んで納品する形が多いため、タイピングのスキルもある程度必要になってきます。
このように、ある程度の前提知識やスキルは必要になりますが、在宅で仕事をできるという点では非常に魅力的だと言えるでしょう。
厚生労働省が行った「在宅ワーカーに関する調査」をチェック
対象は全国の在宅ワーカー、Webのアンケート形式で2013年10月に行われました。回答数は1236件です。
「5.過去1年間の取引先毎の仕事の状況」では、第2位で「データ入力」となり、15.5%もの割合を占めています。「文章入力」でも14.0%という結果が出ているので、その2つの中に含まれているテープ起こしの仕事を考えると、多くの人が在宅ワーカーとしてテープ起こしを仕事にしていると考えられるでしょう。
実際にテープ起こしの人材を募集している業者では、どのようなサービスを提供しているのか、まずは知っておくといいでしょう。業者によっても、どこまでサービスとしているのかが異なります。
実際にどんな業務をする必要があるのかがわかると、それによって仕事内容も具体的にイメージしやすくなるはずです。
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