字幕用に、動画の音声を書き起こしてくれる業者を紹介します。また、各テープ起こし業者の特徴と依頼時の料金についてまとめました。依頼時の目安にしてくださいね。
「テープ起こし 動画字幕」でGoogle検索し、表示された検索結果50件から、テープ起こしに対応する業者上位17社を調査。その中から、動画への字幕付けもしくは字幕ファイル(srtやvtt等)の作成が可能と確認できる業者10社を紹介します。
会社名 | 字幕付け | 料金/分 |
---|---|---|
東京反訳 | 〇 | 1,210円~ + 基本料金 動画1本 6,600円(~60分) |
速記センターつくば | 〇 | 文字起こし297円~ +字幕付与550円~ +基本料金19,800円 |
コエラボ | ー | 1,210円 |
京都データサービス | ー | 275円 (srtデータ作成は+20%) |
FUNSUB | 〇 | 55,000円~ (1~3分) |
データグリーン | ー | 440円~ |
クリムゾン・ジャパン | ー | 590円~(税不明) |
名北ワード株式会社 | ー | 429円~ +基本料金3,300円 |
リンクイット | ー | 532円 +テロップ入れ189円/箇所 +基本料金2,145円~ |
カプセルアシスト | ー | 385円 (srtデータ作成は+25%) |
※補足がない場合は税込み表記
文字起こしから字幕制作までワンストップで対応しているので、個別発注などの手間を削減可能。「文脈を踏まえた改行」「0.01秒単位の開始終了秒数の調整」など、読みやすさにも配慮した制作を行っています。文字起こしのプロにより、聞き取りにくい音声もできる限り書き起こしを行います。また、複数言語での字幕挿入など複雑な仕様にも対応しています。
「動画ファイルの文字起こし」に、「動画への字幕付与」をプラスして依頼可能。作業後はデータでの納品が行われますが、納品後の簡易修正にも対応しています。動画音声書き起こしの場合、納期は「データ受領後3営業日〜」、字幕付与の場合は「テープ起こし納期+7営業日」となっています。60分以上の動画については要相談です。
熟練のライターが在籍していることにより、各分野の案件に対応しているコエラボ。専門性が高い案件についても、熟練のライターが校正作業を実施。迅速・丁寧な作業を行っていきます。また、同社では書き起こしたデータを、視聴者向けに読みやすくシンプルな字幕にまとめる「動画字幕サービス」を提供。納期は動画時間により変動します。
Youtubeなど動画のテキスト化・字幕作成サービスを提供。コストパフォーマンスの高さが特徴となっており、例えば「Youtube字幕作成コース」の場合は、10分の動画であれば2,772円で動画に字幕を付けることに加え、内容の原稿をWordまたはsrtファイルで納品します。公式ホームページには1分間の字幕サンプルのテキストも掲載されています。
幅広い分野の翻訳やローカライズサービスを提供するトライベクトル株式会社が提供する字幕翻訳サービス。こちらのサービスでは、動画ファイル1つから発注可能です。リーズナブルな料金プランである点や、ターゲットや視聴者、翻訳ルールなど、字幕翻訳のコツやポイントを把握した上で作業を行う点が特徴となっています。
AIの音声データ解析技術と、熟練のライターが持つ経験・ノウハウを組み合わせることによって、精度の高い文字起こしやテープ起こしを提供しています。長時間のデータや専門性の高い内容にも対応が可能。文字起こしから字幕用SRTファイル、VTTファイルの作成まで一括で依頼できます。また、文字起こしの際にはケバ取り、整文にも対応しています。
経験豊富なチームが、その専門性を活かしながらテープ起こしから翻訳まで一貫して作業が可能。50以上の言語に対応しています。納品後も、顧客が満足できるまで相談に対応するといったようにアフターサービスが充実している点もポイント。海外でのブランド確立・新規顧客獲得など、顧客の海外進出を言語面でサポートしている会社です。
同社の「会議録作成サービス」と連動した「動画字幕作成サービス」を提供しており、会議録を作成後、動画に字幕を挿入することが可能です。独自のスクリプトを活用し、大量の会議録データを一度に動画に挿入することもできます。会議録専門業者である同社が作成した原稿をもとにして字幕作成を行うため、誤字脱字や間違いのない字幕をつけられます。
映像の中で話者が話している内容を文字起こしするだけでなく、翻訳、テロップ入れに対応。文字起こしを行う際は「素起こし」「ケバ取り」「整文」の3つのスタイルから選択できます。また、翻訳は文字起こしした原稿を日本語または英語に翻訳。作業の際には翻訳者と英日両方の言語を理解するクロスチェッカーにより文章の比較検証を行うことで誤訳・訳抜けを防ぎます。
音声を文字・手話にしてコミュニケーションを支援しているカプセルアシスト。同社はインタビューや会議録・議事録などの音声起こしに加えて、動画用の字幕データ作成にも対応しています。納品のスピードは、「ゆとり納品」「通常納品」「スピード納品」の3種類が用意されているため、ニーズに合わせて選択が可能です。
動画に字幕を付けることは、視聴者の利便性を高め、コンテンツの魅力を大幅に向上させる効果があります。字幕は単なる文字情報の提供にとどまらず、アクセシビリティや理解度も向上させ、さまざまなデバイスや環境での視聴をサポートします。
動画に字幕を付けることで、視聴者の理解度を高めることができます。特に専門的な内容や難しい用語が含まれている動画では、字幕が補助的な役割を果たし、視聴者が内容を把握しやすくなります。また、発音が聞き取りにくい場合や、早口の会話がある場合でも、字幕があれば視聴者は内容をしっかりと理解することが可能です。字幕は視覚と聴覚の両方で情報を伝えるため、記憶にも残りやすいというメリットもあります。
字幕を付けることで、動画の内容を異なる言語に翻訳し、海外のユーザーにも提供することが可能です。YouTubeや他の動画プラットフォームはグローバルな視聴者層を持っているため、多言語字幕を追加することで、より多くの国や地域の視聴者獲得にも繋がるでしょう。グローバルマーケットを狙った戦略を取る際にも、字幕は非常に効果的な手段となります。
字幕を付けることで、SEO(検索エンジン最適化)の効果が期待できます。検索エンジンは、動画の音声や映像だけでは内容を理解できないため、字幕としてテキスト化された情報を参照します。字幕に動画の内容やキーワードが含まれていると、検索エンジンでの検索結果に表示されやすくなり、より多くのユーザーに動画を発見してもらえる可能性が高まります。特にYouTubeはGoogle検索と連携しているため、字幕を追加することで動画が検索結果で上位に表示されることも期待できます。
文字起こしを終えた後は、動画内に実際に字幕を挿入します。この際、以下のポイントに特に注意しましょう。
音声と字幕のタイミングが合っていないと、観ている方は違和感を感じます。字幕は、音声が始まるタイミングと終わるタイミングに正確に合わせて表示する必要があります。また、字幕の表示時間が短すぎて読めなかったり、長すぎてテンポが悪くなったりしないよう、動画全体のテンポに合わせた調整が必要です。
字幕1行あたりの文字数には制限があります。一般的には15~20文字程度が理想とされ、あまりに長い字幕は視聴者が読み切れない可能性があります。表示時間については、1秒あたり3~4文字程度のペースで表示するのが適切です。したがって、長いセリフを短くまとめることが求められる場合もあります。
字幕の表示位置は、通常画面の下部に配置されますが、映像の内容や他のテロップと重ならないように工夫することが大切です。また、視認性を考慮してフォントやサイズを選択する必要もあります。背景が明るい場合は、文字色を濃くするなどして、視聴者が見やすいように調整しましょう。
複数の話者が登場する場合、それぞれの話者を区別する工夫が必要です。話者の名前を表示したり、異なる色を使ったりする方法が一般的です。また、効果音や環境音など、重要な音がある場合は、それらも字幕で補足すると、聴覚に障害を持つ視聴者にとって大きな助けとなります。
字幕の文字起こしや字幕制作は、個人でも行うことは可能です。特に簡単な動画や短いクリップであれば、テープ起こしツールや自動字幕生成ソフトを使って効率的に作業を進めることができます。
しかし、動画の内容が複雑であったり、正確さや品質が求められる場合ともなると時間や労力がかかり、正確な字幕を作成するためには繰り返し動画を確認する必要もあります。
専門業者に依頼することで、プロのスタッフが効率的に作業を進め、タイミングや表現の調整も含めた品質の高い字幕が提供されます。時間や労力を節約し高いクオリティを求めるなら、専門業者に依頼することが非常に有効になるでしょう。
実績やダブルチェック体制が整い、コストが業界のなかで安く、柔軟に納期を調整でき、ISOの取得などセキュリティも充実している会社のなかから、特長を持つ3社を詳しく紹介しています。
【選定基準】テープ起こし、文字起こしとGoogle検索し100位のなかで公式サイトがヒットした25社から選定(2024年1月9
日時点)。①品質が高く、②費用が抑えられていて、③納期に柔軟性があり、④セキュリティが整っている会社を調査。
①「品質が高いとは」…専門業界における実績の明記とダブルチェックの体制を築いている
②「費用が抑えられているとは」…テープ起こしの通常納期「90分」の料金が、当メディア掲載企業の平均26,297円を下回る
③「納期に柔軟性があるとは」…土日祝対応または特急対応を行っている
④「セキュリティが整っているとは」…ISOの取得など、セキュリティについて公式HPに明記している
これらを押さえた会社のなかで、テープ起こしのニーズにしっかり応えられる3社を紹介します(2024年1月調査時点)。
・コエラボ...唯一トリプルチェックで、1分あたりの料金が最安196.9円で対応する会社
・データグリーン...納期が最も早い会社
・ぎじろくセンター... 唯一製本まで対応する会社