文字起こしツール一覧
ここでは、AIによる文字起こしの特徴と、音声データを自動でテキスト化できるツールを紹介します。また、ツールを使うことのメリット・デメリットを取り上げるので、導入時の判断材料にしてみてください。
AIによる文字起こしは
どれくらいの精度か
AIによる文字起こしは精度が高くなってきているものの、まだ完全ではなく、仕上がった原稿に句読点の誤りや誤字などがあるケースも少なくありません。特に方言やイントネーションの違い、専門用語などの有無によっても正誤率は大きく変わります。
テキスト化した後の修正が欠かせず、人の手を介さずに資料や議事録を作成するのは困難を極めます。
Notta
リアルタイムで文字起こしができるAI要約機能搭載のツールです。起こした文章をAIにより要約できるため、内容の振り返りが楽になります。情報はチームで共有できます。
Rimo Voice
日本語に特化しており、AIがリアルタイムでの文字起こしにも対応します。音声とテキストがシンクし、該当箇所の読み上げが簡単にできます。法人利用の申請で、一括請求にも対応可能です。
AutoMemo
Webブラウザによる文字起こしに対応するサービスです。クラウドで無制限で保存でき、専用のスマホアプリを使えば外出先でも簡単に収録・書き起こしができます。
RaskAI
130言語以上に対応する翻訳もできるツールです。AIがリライトを行っており、短文翻訳機能を使えばニュアンスを汲んだ翻訳ができます。直訳して長文になってしまう心配がなくなります。
Otter
英語の文字起こしができ、声紋判別による話者判別ができる機能を搭載しています。登録ユーザーと話者を紐づけられるので、誰がどのタイミングでどのような発言をしたのかを、簡単に記録に残しておくことが可能です。
文字起こしツールの
メリットとデメリット
メリット
効率化につながる
従業員が行っていた音声データの書き起こしや、要約などの作業が必要なくなります。AIが判別できるようにきれいに収録さえできれば、テキスト化に時間が取られる心配がありません。
他の作業に注力できるようになり効率化が図れます。
コスト削減
従業員が文字起こしを行っていた企業は、人件費の削減につながります。テープ起こしを外注していた場合は、外注費用を削減することが可能です。
ツールによっては収録時間によって有料となる可能性がありますが、費やしていた時間や手間を考えるとコストパフォーマンスに優れています。
デメリット
精度に難あり
従来よりもAIによる書き起こしの精度は高まっているとはいえ、人の手で書き起こすよりも誤字や脱字が多くなる可能性があります。
また、方言やイントネーションの違い、専門用語などの有無によっては精度が低くなる恐れも。プロライターが書き起こすときとは異なり、校正作業が必要となります。
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